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10年1月例会だっこせんとくん

1月8日、東成・生野異業種交流会フォーラム・アイの例会があった。
今日は『あそびじねす元気会』の、「だっこせんとくん」プロデュースから学ぶ!
というタイトルで商売研究家の兼村美徳先生の話だ。

増井さんが書いた議事録を下記に載せた。

■FI11月例会議事録

FIのみなさま、2010年1月例会議事録担当 増井です。

★2/26~27 工場見学の参加、不参加の表明は、

1月末までにお願いします。

■2010年1月例会議事録 

日時 2010年1月8日(金) PM6:30~9:00

場所 大商東成・生野支部 会議室

参加者 森下、大原、玉利、松尾、名倉、熊谷、堀口、岡田

濱田、高、吉田、吉持、増井 (敬称略)

○例会担当 堀口

★『あそびじねす元気会』 だっこせんとくんプロデュースから学ぶ!

 ◇商売研究家 兼村 美徳(かねむら よしのり) 氏

流通のお手伝いをする流通ビジネスコンサルタント会社経営。

 万博の時に東京で、マーケティングの会社に勤務。地域分析の

手法などを手がける。「鈴屋」にいた知人の会社立ち上げに携わり

その時から、色々な勉強会を毎月開催。その中心人物となる。

この中では、名刺交換、出会いの場といった位置づけでものたり

なさを感じ、17年前独立して“(有)プラネット・ワーク”を独自で立ち

上げ独立。もともと、アパレル関係出身なのでアパレルや、その店舗

設計企画などを手がける。そこで、新たな交流会を始め、実際に

何か面白いことに色々とチャレンジする機会ができる。

▼例えば…

退職した人の名刺、肩書きを考える→花さかじじい、孫命など

フットサルのグランドの他への利用法

成長して空きとなった部屋をどう活かすか?

相模原の地域の名産品開発のお手伝い

◇3年前 両親が住んでいた奈良生駒に移住。

ここから、『あそびじねす元気会』が、始まる。

◆吉村 武 氏を代表者として異業種交流会

『あそびじねす元気会』発足。(元気会の由来は、

集まっていた居酒屋の店名より)

◎「奈良をもうちょっと魅力ある街にしよう!」をみんなで考える。

:住んでいるひとは、慣れてしまって気づかないことがたくさんある。

☆だっこせんとくんは、こうして生まれた!

・遷都1300年イベントの目玉“せんとくん”グッズは、ピンバッジ

くらいしかなかった。

→もっと、「かわいい」 「おもしろい」ものが欲しいと言うお客の

声に応えイベントを盛り上げていこうと会のみんなで考える。

・ライセンス料も3%と安かったのでグッズ製作に取り組む。

・立体的で置いて、立つもを考える。

→会の中の印刷会社の人に頼んでデザインしてもらう。

空気入り“だっこせんとくん”のデザインが出来てくる。

・最初、商工会議所の紹介で東大阪のビニール会社に見積もり

を頼むが、1000円上代を考えていたのに制作費に615円と

高すぎて実現出来ない。せめて300~400円で作らなければ、

と思う。偶然ゴルフで知り合った社長が、中国で製品を作って日本に

輸入し販売していた。この人に頼んでサンプルを作ってもらう。

・出来上がった品物をみてびっくり。デザインどうりで2重貼り、角、

耳にまでちゃんと空気が入っているできばえ。(これは、いけるかも?)

・会の中に毎日新聞の女性記者がいた。「かわいいです!」

★自分たち、他の人たちも 『おもしろいもの』『かわいい』が、

売れる売れないを決める。どうこだわっていくか?

・オフィシャルショップ(近鉄に一任されていた)との交渉。

12の図柄でなければいけないから最初はずれていた。

→評価は、上々であったが受け入れてもらえない。

展示会などで、評判となる。口コミの大切さを実感。

“おもしろさ”と“魅力”があれば営業なしでも向こうから

問い合わせが来る。実際に腕につけたりして見せ回った。

・作る段階においては、安全性の面からSTマーク(おもちゃのセーフ

ティーマーク)がいることがネックになるが、子供を対象にしなければ

OKということでクリアー、ペイントの毒性検査も中国でクリアーし、

製品化へこぎつける。

・先ず、10000個発注、する。兼村氏が、一人で資金を出す。

・ライセンスショップも点数が、少なくて飽きられてきたことを危惧して

懐柔な態度になる。デザイナーとも5度の調整の結果正式オフィシャル

グッズとして販売が可能となる。→お客さんの欲しい声に支えられた。

☆この商品で儲からなくても、成功させれば話題になる。そうなれば、

この会の存在自体が次ぎのステップの切り口になれば良いと考える。

:今は、阿修羅をデザインしたTシャツ販売も始める。

今後は、“せんとくん音頭”で盆踊りなどを企画中。

☆ビジネスになりそうなモノ、ことをみんなで集まって楽しく考える。

◇吉村 氏 の話

・地域の青年団から始まりネットワークをつくる。

・「人が集まれば何かが起こる。」:集まることで楽しい話ができ、その

中から鋭い感覚のある人が何かを始める。

・奈良は、これまでの点の活動から“塊”の活動に変えていかなければ

ならない。

・『地元のバカ』、『よそ者のバカ』が、上手くつながれば大きなことが

できる。

◆質疑応答◆

○商品ができるまでに中国との交渉その他に多大な費用

がかかったのでは?

→中国との貿易の知人が自分の仕事のついでにやってくれたので

これくらいの費用でいけた。

○中国製品の返品について、?

→不良品を交換しますということにしている。基本的に返品を防ぐ。

不良率は、10%を見越している。

○販売先は?

→問屋、土産物店、オフィシャル店、ネット販売、会に入っている人など。

☆女性が、おもしろがる商品をターゲットにつくったつもりだが、意外にも

60歳代の高齢者に人気。懐かしい(だっこちゃん人形)ので、孫に買って

あげる。

☆かさばらない、重たくない、土産物には、もってこい。

☆『おもしろい』『かわいい』など外から見た時のことを考えて作る。

☆『おもしろい』『楽しい』感じることからスタートさせる。

→“古い、伝統的なもの”を何とかして、“新しいもの”を取り入れて

今を楽しむものを生み出す。

“理屈”、“情報”が先走りばっかりしては、何も前には進まない。

“何をやりたいか?”を考え、やっている間におもしろいことが生まれる。

☆今回グッズを作るにあたり、ライセンス料、物流料、などを引いた利益

でみんなが楽しめる、旅行や、食事に当てる。また次ぎの商品開発に

回す。

☆地方は、弱いし小さいが、その中でやれば、大きな反応が返ってくる

ので、おもしろいと思ったことを単発でも続けていくことが大切です。

→大仏マラソンでだっこせんとくんをつけて走る。バスガイドが、旗の先

につけるなど新しいことが起これば楽しいし、うれしい。

☆商売の原点は、『お客と勝負すること!』

→よくなる、もっと良い商品をつくることを“ケチらない”。売れないように

なったらコスト削減をするのは、間違っている。とことんお客さんと勝負

していく。

☆内輪の中からモノを見るのではなく、ターゲットに冷静に見てもらう。

☆この不況の中で生き残るには、いかに魅力のあるいいモノをつくるか、

前へ出るチャンスと考える。

☆自分一人で描けなければ、人を集める。いい訳をする人は、まずダメで

おもしろい話に夢を語れる人を集める。☆

●会員企業紹介

三陽スプリング製作所 大原氏

北巽ライフ裏 従業員12名 特殊バネ製作、自社でモップ製作販売。

・2009/5~12月までなぜ、バネの注文が減ったのかを、調べる

ため、ベトナム、中国、韓国に行き材料費がまず、半額だと気づき、

太刀打ちするのは困難だと知る。

・小ロット、サンプル作りをし、新たなインテリジェンスな商売に移行

を考える。

・海外と取引する機会をつくり、日本の良いものをこちらから

売る流通を確立していきたい。

※追加、、訂正修正あれば、よろしくお願いします。

<増井研磨工業所 増井義仁>