7月例会、返せない銀行借金返すのは罪
2008年7月18日、東成・生野異業種交流会フォーラム・アイが7月例会を行った。
長年銀行つとめをした柴口先生が、経験から得たノウハウ、いかに銀行とうまく付き合うか、会社をつぶさずに
生き残るためにはどの様にすればいいか、など、ためになる話を聞いた。
この話、次の世代の社長に是非とも聞かせたい。
松尾さんが書いた議事録を下記に載せました。
例会議事録 (記録:松尾博文 さん)
日時:2008年7月18日金曜日18:30~20:30
場所:大阪商工会議所 東成・生野支部 会議室
参加者:吉持、河手、高、熊谷、増井、岡田、清水、山崎
樅山、坂本、堀口、片山、高村、玉利、川端、
吉田、松尾、オブザーバー3名(敬称略)
セミナー:「経営者・後継者のための正しい銀行との付き合い方。」
講師:企業再生コンサルタント 柴口 敏一氏
・自己紹介と企業を取り巻く経済事情
昨年の法改正により銀行の貸し渋りが増えている。
(改正建築基準法・金融商品取引法・貸金業法・改正割賦法)
また、株価暴落、サブプライム等の影響で金融の自己資本比率が悪化、
資金収縮が始まり、貸出審査が強化された。
債権者区分 貸倒引当金
正常先 0%
要注意先 5~20%
要管理先 20~60%
破綻懸念先 100%
実質破綻先
法的破綻先
・借りたお金は、命を差し出しても返すべき?
1番生活、2番会社の存続、3番仕入先への支払、4番給料、5番経費
残った金を返済に回す。
破産するのはバカげている。
銀行は金融のプロ、借りる側はズブの素人、勝てるはずが無い。
・してはいけない大原則
「返せないのに返すのは罪つくり、返せるだけ返す。」
借入銀行と預金銀行を同一にしない。
企業の倒産要因
1)自己支払手形の発行
2)経営者の諦め
・平成の徳政令の枠組みとは?
サービサー法、企業分割法。
・企業は、いつ何があっても不思議ではない
社長の仕事の半分は銀行取引。
最後は社長の決断。
以上。