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平成28年5月例会 「モノを創る理由」~金儲けだけではない、「何か」を求めて~

◆19期 フォーラム・アイ 第8回 定例会 5月議事録
○日時:2016年5月6日(金)PM6:30~
○場所:東成区民センター 6F 604
○参加者:濱田、岡田、柳川、松尾、玉利、名倉、喜田、森下、
横山、増井(敬称略)

◆「モノを創る理由」~金儲けだけではない、「何か」を求めて~◆
講師:小西 栄二 氏 ウェルド・ワン代表 カスタムバイシクルビルダー

■溶接の技能検定を受けた理由
・自転車を創るためにいつかは、独立しようと思っていたから高い技術力が必要だと感じていた。(溶接の大会で京都代表7回。全国4位)
・技術を極めれば、ほかの人に偉そうに言われない、頂点に立てば見えない景色が見える。
・技能検定で賞を取るためではなく(大企業)、タイトルがあれば説得力がある。技術のレベルを極限まであげる。
■海外に目を向けたのは?
・独立後2年間はまったく売れない。海外で評価されれば国内評価も高まってどんどん売れるようになると考え、アメリカ、欧州の展示会に出展するようになる。
・日本人は、海外のものに価値観を見出す。
・海外で目立てば、ネットなどで特集などを組んでくれ、みんなの目に留まる機会がおおくなる。
■商品戦略について
・デザイン的に奇抜なもの、一度見たら忘れないもの。
・一般の人には、手におえないもの。
・専門の技術者人からみてもスゴイ技術を駆使し、評価されるものを創る。
・雑誌に紹介されるようなモノを創る。
・日本的な独特のものをつくる。
皮を細く(2ミリ)切って織物にしてシートに採用。
・展示会に出すことでネームバリューが上がる。認知されて宝物のように思ってくれ
るような人から注文が来る。
■起業当時の苦労は
・食べれるか食べれないかのときに、妻から、「何のためにやめたのか?」と一喝され
これしかないと覚悟を決める。
■人に頼らないためには
・自分の仕事の技術をメインにするために、手作業を大事に続けていく。
・お金を追うのではなく、仕事を脈々と続けていくことで、存在感を残す。
・コーヒーの焙煎機のステンレス製品やオリジナル品を製造する。
■展示会でどうお客さんの足を止めるか
・コーヒー焙煎機、自転車のミニチュアなど、あそび心のあるものをつくる。
そうすることで、女性や子供さんも足を止めてくれる。
■手作りのものの良さ
・量産化できないので、それが味になる。
・伝統になっているものには、意味がある。
■地場産業について
・日本、地域を意識した商品をつくる。
・その土地に根ずいた、個性があるものには、ファンがつきどうしても欲しいとおもってくれる人がいて、そういった人も徐々に増える。
■展示車について
・一番いいパーツをつけたものでなければ、二流だと軽く見られる。

★いかに付加価値を付けていくかに重点を置く。
★道具としてより、商品自体に惚れ込んでもらえる自転車を創る。
★自転車の場合、クロモリよりチタンのほうが希少価値がある。チタンのほうが加工しずらいのでやっているところが少ない。
★他の企業が真似できないスゴイ商品をつくることで存在価値が出て、後世に残っていくブランドになっていく。

文責:増井 義仁