平成30年7月例会 ゼロイチ発想法で思考の生産性をアップする
21期 フォーラム・アイ 第10回7月例会議事録
日時:平成30年7月13日(金) 18:30
場所:東成区民センター 6階 604室
参加者10名(敬称略)
会員:名倉、濱田、松尾、小林、玉利、中西、則本、増井、樅山、柳川
テーマ:
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ゼロイチ発想法で思考の生産性をアップする
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7月例会は
ゼロイチ研究所 代表社員 中 喜隆(なか よしたか) さまをお招きしました。
http://zeroichi.tech/
○中 喜隆 さまのプロフィール
博士論文「導電性高分子ソフトアクチュエータのマイクロポンプへの応用に関する研究」にて博士号取得。
メリーランド州立大学カレッジパーク校留学。
日本機械学会 最優秀講演フェロー賞受賞。
日本機械学会流体工学部門 流れの夢コンテスト最優秀賞受賞。
卒業後、三菱電機株式会社先端技術総合研究所入社し、主に開発室で技術開発の仕事に従事。
ゼロイチ発想法により発明した「エレベーター制御装置の開発」フルSiC(炭化ケイ素)パワー半導体モジュールを適用した高速エレベーターの制御装置を業界に先駆けて開発しました。パワー半導体モジュールの電力損失を約65%低減し、装置の体積および設置面積を約40%削減に成功。
これにより三菱電機株式会社にて会社表彰を受賞。ゼロイチ発想法を広めるべく2016年アイスリーサポートを設立。2018年にゼロイチ研究所合同会社として法人化。
○当日の流れ
吹奏楽器のサックスを例題にしてテーマ:「もっと身近なサックスを提供しよう」
をペアになって用意された用紙に書き込むワークを行いました。
各グループの発表の後、講師から実製品(Venova:ヴェノーヴァ)の説明がありました。
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2017/17071001/
<用紙の構成は以下のようになっていました>
・テーマ
⇒何処までテーマの範囲を限定するか
・ロジカルシンキングエリア(要素出し)
⇒グループを構成する各人の知識を社会的地位に関係なく書き出すことで知識、カテゴリ量の共有
⇒グループを構成する各人の知識をカテゴリ分けすることで自身の知識量、カテゴリ量を増加し知のモデル化を図る
・クリエイティブシンキングエリア(発想)
⇒グループを構成する各人の知識を元に再考する
・アクションアイテム(決定・実行事項)
⇒結論を決める
⇒不十分な時は次のテーマにする
<要素出しについて>
・知識量はベクトルの長さ(専門家)
・カテゴリ量はベクトルの数(素人や異分野の専門家)
⇒初期段階ではカテゴリ量を重視する。商品化に近づくにつれて知識量を重視すべき
<発想について>
・ブレーンストーミングの考案者である、A・F・オズボーンによる発想の法則であるオズボーンのチェックリストを参考にする
チェックリストと研究開発コストとの関係は
転用:研究開発コストは極小
応用:研究開発コストは小
変更:研究開発コストは中
拡大:研究開発コストは中
縮小:研究開発コストは中
代用:研究開発コストは大
置換:研究開発コストは中
逆転:研究開発コストは中
結合:研究開発コストは中
⇒自社の強みを活かせば活かすほど、研究開発コストは低下する
連絡事項
・小林さんより7/8(日)フォーラムアイ大人の遠足:友ヶ島への実施の報告。
・名倉さんより8月例会は8/24(金)ですので日程を間違わないようお願いします。